コーヒーの客観的なおいしさの分析に。

東京アライドコーヒーロースターズ株式会社 様

東京アライドコーヒーロースターズ株式会社(本社:東京都大田区)は、「常によりおいしいコーヒーを創造したい」という企業理念のもと、 コーヒー豆の厳選と安定確保に努め、工場には各種の焙煎機を導入して、長年にわたり蓄積してきた技術を駆使しながら、お客様に高品質のレギュラーコーヒーを提供しています。

ASTREE, HERACLES, IRIS導入の経緯

「味作りに基づいた最適な原料を確保する、味覚技術の向上をはかり最良の製品をつくる、嗜好のトレンドをいち早く把握し、新商品やさまざまなコーヒー情報を提供する」 というコンセプトを具現化するため、官能評価を主体として、商品開発や品質検査を行ってきました。しかしエキスパートの育成、味覚検知力の疲労などの問題点がありました。

そこで、官能評価をサポートするツールとして、まず電子味覚システム ASTREEを導入したところ、 客観的分析評価は、エキスパタイズの再現のみならず、お客様とのコミュニケーションにも非常に有効であることを実感し、電子嗅覚システム HERACLES II (+Sniffer) 、ビジュアルアナライザー IRISも導入しました。


導入後の使用

これらの電子感知システムは、分析時間が短いので試作や市場のレギュラーコーヒーや缶コーヒーなど、多くの各種コーヒー風味特性を迅速に分析できます。 また、基本的な分析以外に、ASTREEとHERACLESで、スペシャルティコーヒーの鑑定士スコアを予測したり、 IRISでコーヒー生豆の見た目からスクリ-ニング品質検査での欠点を予測することができました。


今後の予定

コーヒーの“おいしさ”をより客観的に説明するツールとして、これらの電子感知システムを活用し、お客様への提案や風味開発、あるいは品質検査の精度向上に応用させていきます。


東京アライドコーヒーロースターズ株式会社様のウェブサイト

掲載: 2011年10月
更新: 2015年11月


ページのトップへ戻る