コーヒー・お茶の官能分析

コーヒー・お茶の官能分析 - Alpha MOS

豆や茶葉などの原料からレディ・トゥ・ドリンク(RTD)まで

市場には、缶やペットボトルのコーヒー・お茶、焙煎コーヒー製品、コーヒー豆、茶葉、インスタントコーヒー、フレーバーティーまで、様々なコーヒーやお茶が存在します。アルファ・モス・ジャパンでは、生産のあらゆる段階で製品の品質を保証し、革新性と品質保証の両面で企業が最良の選択をするお手伝いをします。ここでは、コーヒーやお茶の官能分析手法の一部をご紹介します。

コーヒー・お茶の香り・異臭の識別

フラッシュGCノーズ Heracles NEO を用いて、コーヒー・お茶の香りの特徴付けや異臭の検出が可能です。豆や茶葉といった固体や粉体でも、レディ・トゥ・ドリンク等の液体でも、サンプルの前処理は不要です。20mLバイアルにサンプルを充填すれば、すぐに測定を開始でき、分析サイクルはたったの約8分です。専用の測定・解析ソフトウエア Alpha Soft には、商品開発に適した主成分分析や判別分析機能のほか、品質管理に適したSQCチャートやクロマトグラムのグローバル判別モデルなどの機能があり、用途に応じて最適な解析手法を選択することができます。また、保持指標&においライブラリ AroChemBase を用いることで、識別に寄与する主な化合物を絞り込み、その化合物に関連する「におい記述子」から、サンプルの香りの違いを特徴付けることができます。


  • コーヒー豆・茶葉の香りのプロファイリング
  • 焙煎度合いの異なるコーヒー豆・茶葉の香りの違い
  • フレーバーティーのベンチマーキング
  • 缶コーヒー、ペットボトルコーヒー・ティーの貯蔵寿命の決定
  • お茶の品質管理、クロスコンタミネーションの確認


フレーバーティーの香りマップ

コーヒー・お茶の味分析

電子味覚システム ASTREEを用いて、コーヒーやお茶の味の識別や特徴付けが可能です。ASTREEのセンサーで測定するには、サンプルを溶液にする必要があります。コーヒーやお茶などの液体の場合、ミルクコーヒーやミルクティーでも、基本的にそのまま測定可能です。測定時間は3分と短く、専用の測定・解析ソフトウェアでAlpha Softで簡単にマップで表現できます。


  • コーヒー・お茶の苦味の識別
  • コーヒー豆の酸味の識別

酸味強度に基づくコーヒー豆の味ランキング

コーヒー豆や茶葉の外観分析

ビジュアルアナライザー IRIS を用いて、コーヒー豆や茶葉など、固体の外観(色・形・大きさ)を分析することが可能です。サンプルをチャンバー内に配置すれば、すぐに測定可能です。結果は専用の測定・解析ソフトウェア Alpha Soft で、簡単にグラフで表示することができます。


  • 焙煎度合いの異なるコーヒー豆や茶葉の識別
  • 産地の異なるコーヒー豆や茶葉の特徴付
  • コーヒー豆や茶葉の色の品質管理

マテ茶(茶葉)の色配分の比較

コーヒーやお茶に含まれる香りを見分けるパネルのトレーニング

粉末化したフレーバーがカプセルに充填されたGMPフレーバースタンダードは、その使いやすさから、どこでも、試薬の調製不要で、官能評価パネルのトレーニングを行うことができます。GMPフレーバースタンダードには、80種類以上のフレーバーがありますが、その中から、コーヒーに関連するフレーバーをセットにしたコーヒー用キット、お茶に関連するフレーバーをセットにした茶用キットも用意しています。GMPフレーバースタンダードの一部は、World Coffee Research(WCR)にて、リファレンスとして採用されています。


GMPスタンダード コーヒー用
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