保持指標&においライブラリ
AroChemBase

科学論文から収集した化合物の保持指標、におい記述子(一部の味を含む)、およびにおい閾値データを搭載した「保持指標&においライブラリ AroChemBase」は、におい分析におけるアウトプット価値を大幅に向上させます。本ライブラリはスタンドアローンで動作し、既存の GC や GC-MS のデータを取り込めるほか、嗅覚による直接のにおい情報から逆引き検索によって化合物を推定・同定するなど、柔軟性に優れた機能を備えています。
化合物の保持指標、におい記述子(一部の味も含む)、におい閾値情報を網羅!
- 成分名、化学式、CAS 番号、分子量、保持指標、におい属性・閾値、味属性、アプリケーションドメインに関する包括的な化学&におい情報を網羅
- 18 万化合物以上のデータを収録
- 約4,000 成分の官能記述子(におい・味)と約1,820 成分のにおい閾値(検知閾値または認知閾値)データ
- 2,000 以上の国際主要学術誌から約10,000 件の科学論文を参照
- 400 以上のGC カラム情報
- 化合物の追加、登録情報の編集、カスタマイズが可能
AroChemBaseは、フラッシュGCノーズ Heracles NEO によって分離された化合物の特徴や、においの特性を迅速に調べることができ、 原因究明のツールとしても適しています。

GC-MSとの連動
MSライブラリでヒットした化合物の保持指標検索によるクロス同定と試料情報に由来する香気成分のスクリーニング
ココア中の低濃度のにおい成分をGC-O/MSで分析した結果、多くの化合物がMSで、においがSnifferで検出されました。

AroChemBaseライブラリの試料名検索により、“cocoa”で検索すると、関連する論文情報から253香気成分が抽出されました。検出された化合物リストの中からGC-MS のライブラリで特定された化合物に関して保持指標の一致性を確認することで(オフライン)、化合物の同定精度が向上します。
検出された化合物リストの中からGC-MSで同定された化合物の保持指標の一致性を確認することで、化合物の同定精度が向上するだけでなく、その化合物のにおい記述子を参照し、Snifferによるにおい表現と比較することができます。

におい嗅ぎガスクロマトグラフィ(GC-O)との連動
におい嗅ぎで検出した保持指標(RI)を利用し、FID やMS では検出できなかった化合物を推定
コーヒーのにおい嗅ぎGC 分析を試みたところ、DB-5 カラムでRI=910, DB-WAX カラムでRI=1430 に“ロースト香” を感じました(カラムを変えて2
回分析)。
におい嗅ぎで検出されたRI を入力しクロスサーチしたところ、におい記述子に“ロースト” をもつ 2-furanmethanethiol が抽出されました。
GC、GC/MS データのインポート
AroChemBase には、保持時間とトータルイオンクロマトグラム(TIC)のテキストデータ(CSV)あるいは保持指標、ピークの面積値、CAS 番号が含まれたピークリスト(CSV)をインポートすることができます。

AroChemBase スタンドアローンソフトウェアは、GCや GC-MSがなくても、化合物やにおい情報のライブラリとして単独で利用できます。
AroChemBase V2025の構成
AroChemBase 保持指標&においライブラリ
- Alpha MOS製GC用: 解析ソフトウェアAlphaSoftに組み込み
- 他社製GC, GC-MS用: スタンドアローンとして利用
- 対応OS: Windows 11(Professional またはEnterprise version W11 21H2 以降), Windows 10(Pro v1803 以降、Enterprise v1607 以降)
2023 NIST 保持指標データベース
※ 仕様は予告なく変更することがありますので、予めご了承ください。